かわいいなさんの空中散歩
猪名川を守る会によるイベント
「猪名川を守る会」による鮎とのふれあい体験会(通称 アユつかみ)。
農林水産省の水産多面的機能発揮対策事業「漁村文化の継承に質する教育・学習」の一環で行われており、今年度で9回目の開催となります。
昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染予防のため、人数を絞っての開催。
7月23日(金)、8月8日(日)と2回に分けて行われました。
ここで豆知識!
神功(じんぐう)皇后が天皇の戦勝を占ったときに年魚(アユ)が釣れたことから「占いに使った魚」=鮎となったといわれています(諸説あり)。
兵庫県川辺郡猪名川町にある大野山を水源地とする猪名川(43.2km)、京都府亀岡市を源とする一庫大路次川は、清流でアユにとって好物の苔(ケイ藻やラン藻)が生えています。
そのようなものを食べて、香魚とも呼ばれるいい香りの鮎へと成長します。
かつてこの一庫には、アユ料理を出す鮎茶屋や民宿もありました。
まず最初に主催者の「猪名川を守る会」よりこの行事についての説明、鮎の生態などについてのお話を聞きます。
とれたよー!!
プールに家族などグループ単位で入ります。
子どもたちは、泳ぎ回る鮎に夢中!!
日本一の里山黒川で作られた一庫の炭で焼いていきます。
熟練の技術で、次々に美味しく焼き上がります。
焼き上がった鮎を並べていきます。
焼き立てを頬張ります、
美味しい!
みんなで美味しくいただきました♪
塩のみで味付けをして炭火で焼いた鮎は香ばしく、頭から尻尾まで豪快に丸かじりっ!
ほとんどの方が骨も残さず綺麗に完食☆
イベントの最後は、みんなでゴミ拾い。
もともと魚が苦手だったけど、このイベントを通して、魚が食べられるようになったお子さまもいるそうです。
主催者の猪名川を守る会「子どもさんたちの笑顔が見たい思いで毎年行っています。この体験を通して川や里山に関心をもってもらい、猪名川にも鮎が住んでいることを知って欲しい。川でゴミを見つけたら、拾って綺麗にしてもらえたら」
新型コロナウイルス感染予防のため、さまざまなイベントや行事が中止になる中で、このイベントは子どもさんたちにとっても、鮎とふれあい、猪名川の自然に親しんだ楽しい夏の思い出になったのではないでしょうか。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。