かわいいなさんの空中散歩
舞台は一庫ダム!トロンボーン奏者の藤原功次郎氏による~不死鳥コンサート 音楽と水の力~が開催されました!!
当編集部でもお馴染みの川西市出身、トロンボーン奏者の藤原功次郎さん。
世界を股にかけ、音楽活動を続けている功次郎さんは、演奏活動ができない今、せめて地元を音楽の力で元気づけたい!と。
そんな想いが地元の有志に伝わり、3月28日(日)無観客コンサートが行われました。
きっかけとなったのは川西市医師会を通じて医療機関にN95マスクを定期的に寄付している川西ロータリークラブ。今、この瞬間にも闘っている医療従事者に藤原功次郎さんの演奏で感謝の気持ちをを伝えたい、と選んだ場所が町のシンボル、一庫ダムでした。
川西市をはじめ、近隣の市町民のライフライン、水を供給している一庫ダム管理事務所の中原所長も子どもたちのダム見学ができない今、コンサート会場としての協力を快諾。
演者の藤原さんは音の跳ね返りの良さにワクワク♪
こうして3者の夢のタッグにより、一庫ダムのシンボル・赤い橋での演奏が実現しました。
いつも笑顔の功次郎さん♪でも、音チェックは真剣そのもの!プロの顔になるんです。
コロナ収束と医療従事者のみなさんへ感謝を込めて。
一庫ダム界隈の桜は8部咲き~満開。が、あいにくの雨模様。
しかし、功次郎さんのスケジュールが許されるのはこの日しかない、と音響、映像スタッフも早朝からスタンバイ!
曇り空の中、雨の様子を伺いながらドローンを飛ばし、無観客コンサート開始。
「海外の石造りコンサートホールの響きのよう」と評する藤原さんは、自身の音の跳ね返りを楽しみながら、エルガーの「威風堂々」やストラヴィンスキーの「火の鳥」など数曲を演奏されました。
関西テレビの取材を受け、その様子は同日夕方の報道番組「イット」で紹介されました。
満開の桜とクロス放流
ダム管理所からの風景
取材クルーも!
ダムに掲げられた2枚の垂れ幕には、それぞれこう書かれています。
不死鳥コンサート ~音楽と水の力~
With our heartfelt thanks to all healthcare professionals
(医療従事者へ感謝を込めて)
藤原さんは演奏中、現在の世界中の様子を思い浮かべられていたそうです。
全国でも珍しいクロス放流。双方から勢いよく放水されている水の様子が、まるで壁を乗り越えていこうとしている不死鳥のようだ、という藤原さん。
クロスした水の形は演奏された「火の鳥」のまさに不死鳥のよう・・・。
そして奇しくも、功次郎さんが中学生の時に描いた「不死鳥」の絵と重なった、のでした。
『どんなに困難な状況の中でも、諦めず乗り越えていこう。』
いろんな人の想いで実現したこのコンサートには、偶然にも幻想的風景もあり、どんな逆境にも負けない!そんなメッセージが秘められているようでした。
コロナ感染拡大防止のため、無観客で行われた今回のコンサートのもようはコチラ!
勇壮なダムに響き渡る「威風堂々」の調べ、美しく咲き誇るエドヒガンザクラ、一庫ダムスタッフの方によるドローン映像を、ごらん下さい!
また、一庫ダム管理事務所のウェブサイト水資源機構のYouTubeでも、コンサートの様子を一部ご覧いただけます。
なお、今回の音響と映像製作では、まいぷれに掲載いただいているBEAT ON MUSIC SCHOOL様に全面的にご協力いただきました。ありがとうございました。
特別に放流された一庫ダム全景
主催者の川西ロータリークラブのみなさん。
水資源機構一庫ダム管理所のみなさん。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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