物を飲み込むときに気道に食物や水分が紛れ込みと、むせて苦しい思いをすることになります。これを誤嚥（ごえん）といいます。そして人の口腔内全体には数千億個もの細菌が存在しているとされています。

　高齢者の直接死亡原因の第1位は肺炎で、第2位の感染症も含めると50％を超えます。つまり、全身の抵抗力が低下した高齢者にとって、誤嚥による細菌感染がいかに致命的な疾患であるかが分かります。そして特に要介護の方などは機能が低下していることから誤嚥性肺炎を発症しやすくなることが多いのです。

川西市歯科医師会は総合的な口腔診療やケアが必要不可欠だと考え「訪問歯科センター」を開設いたしました。今後はキセラ川西を拠点とし、より専門的なリハビリテーションおよび口腔清掃などを行うことで、自らの口で食べることや、高齢者、要介護者などのQOL（生活の質）を向上させるとともに、誤嚥性肺炎の予防対策などさまざまな取り組みを行っていきたいと考えています。

こんな時、ご相談下さい。

■歯が痛い、動く 　■歯ぐきが腫れる 　■歯が抜けた　■義歯が合わない、痛い、割れた  ■誤嚥の疑いがある　■口腔乾燥 　■摂食嚥下障害　など…

※医療保険上、通院が可能な方には訪問診療ができません。