わたしたちの町の歯医者さん
「広報かわにしmilife」2023年4月号掲載
食事を取る時やおしゃべりをする時などに、口を開け閉めすると顎が痛む、口が開きにくい、
カクカクと音がなる症状を顎関節症といいます。
他にも首や肩の凝り、耳鳴り、骨の形の異常などを伴う事もあります。
また、病状が進行すると口が開きにくく食事が取りにくい、会話しづらいなど、日常生活に支障が出てきます。
顎関節症は、かみ合わせやけが、顎の骨の形などの問題、精神的な要因など、さまざまな原因で発症します。
特に、過剰なストレスで顎の周りの筋肉が緊張し、無意識に食いしばって、顎の関節を痛めてしまうことが問題視されています。
治療は、レントゲンやCT 、MRIなどで画像診断を行います。
症状に合わせて薬の服用やマウスピースを装着する他、かみ合わせの調整などを行いますが、
近年では顎の関節の手術が行われることは少なくなりました。
気になることがあれば相談を
顎が正常に動くことは、食事や会話などの日常生活に欠かせません。
生活の質を低下させないためにも、適切な治療が必要です。
また、顎関節は耳や鼻、歯などと近接しているため、他の病気との見極めも大切です。
まれではありますが、顎関節に腫瘍ができる事もありますし、他の腫瘍から顎関節に転移することもあります。
口が開けにくい、顎の周りが痛むなどの症状のある人は、かかりつけの歯医者さんに相談してみて下さい。
「広報milifeかわにし」2023年4月号掲載 意外と知らない「歯」の話。引用
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