かわいいなさんの空中散歩
~ 甘くておいしい秋の特産物を皆さんの元へ ~
川西市内で千年以上前から栽培されている北摂栗は9月上旬から10月上旬にかけてその収穫が行われています。
その中でも栗の王様といわれる「銀寄せ」(ぎんよせ)は栗の最高品種と位置付けられ上品な甘さで人気があります。
栽培が始まったのは1000年以上昔。朝廷や幕府の将軍もこの地区の栗を口にしたという伝統ある栗。
大正時代には、日本で初めて海外へ輸出を行うなど、その名を世界へと響かせていた。その大きさや形、味の良さといった点から、生産者の多くは「銀寄」をその主力品種として栽培しています。
大向善信さん
大向さんが栽培する主な品種は、「銀寄」「筑波(つくば)」「有磨(ありま)」「ポロタン」「丹沢」の5種類。年間の生産量の約6割を銀寄で占めています。
今年は、例年に比べ猛暑で雨が少なく実が小さいそうです。
木が自らの身を守るために収穫前の栗を落下させる「生理落果」の影響で、生産量が3割ほど減少しているとのことです。
大向さんが収穫作業を行う自宅から少し離れた圃場では約250本の栗の木を栽培。栽培面積は80㌃ほどで、例年9月上旬から10月上旬にかけて収穫しています。
大向さんは「今年は例年にない暑さと雨不足の影響で、実は少し小ぶりで生産数が少なくなっているが、味は例年通りのおいしい栗になっています」などと話しておられました。
市産業振興課長「生産量の減少など厳しい状況ですが、市内外の方に丹精込めて生産されている北摂栗を味わっていただきたい」
※こちらの記事は川西市役所広報広聴からいただいたものを編集して掲載しております。
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