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かわいいなさんの空中散歩

こどもたちの手で放流、アユの住む川猪名川へ

~アユの稚魚約50キログラムを放流、多田漁業協同組合・多田小・多田小コミなど~

アユの稚魚の放流

6月21日、多田小学校近くにあるこんにゃく橋付近(川西市矢問3)の猪名川河岸で、多田小学校3年生の児童がアユの稚魚を放流した(主催:多田漁業協同組合)。これは、かつてはアユやウナギが生育していた猪名川で、再び当時のような環境を取り戻したいという思いから多田漁業協同組合の組合創立当初から行われているもので、8年前から小学生による放流を始めた。
地域の多田小学校区コミュニティ推進協議会や多田小学校地域学校協働本部、PTAの人たちも協力。同組合では12年前からウナギの稚魚の放流も実施している。

 

環境体験学習

この日、多田漁業協同組合の組合長の加藤仁哉さん(かとう よしや、64歳:昭和34年3月26日生、新田2)が、多田小学校(川西市多田院1-4-1)で県が実施する環境体験学習として、3年生の児童84人に猪名川の歴史のほかアユやウナギの生態について写真や図を示しながら紹介した後に、猪名川に移動し、多田幼稚園園児10人と合流。揖保川漁業協同組合から送られてきた10センチ程度のアユの稚魚約50キログラム約5,000匹を、それぞれのバケツに入れてもらった子どもたちは、「魚さわったの初めて」「ぬるぬるして掴まれへん」などとはしゃぎながら放流した。

アユのその後

アユは稚魚で放流した後、上流へと遡上。夏ごろには成魚になり、やがて産卵のために下ってくるという。子どもたちは手でアユをつかんで放流するなどした後、小さな稚魚が元気に育つよう願いながら、周辺のごみ拾いなど河川の清掃も行った。
猪名川水系では、多田漁業協同組合のほか猪名川上流漁業協同組合、猪名川漁業協同組合、藻川漁業協同組合の合計4組合により猪名川水系漁業協同組合連合会が組織され、それぞれアユやマスなどの放流を行っている。

多田漁業共同組合 組合長加藤さん

加藤さんは「今の子どもたちは、生きた魚に触れる機会は少ないと思います。この活動がきっかけで、猪名川やそこに住む生き物を身近に感じてもらい、愛着を持ってもらえたらうれしい。
今後も続けていきたいですね」などと話していた。

 

 

【問い合わせ先】

多田漁業協同組合 加藤さん携帯 TEL 090-3269-3884
多田小学校 西門校長 TEL 072-793-0018

 

※こちらの記事は川西市広報広聴課よりご提供いただきました。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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